9/21
初めて志津川小を訪れてから5ヶ月が経つ.その間,つねに話し合いの時間を割いてくれて,ぼくたちの意向と学校ニーズの調整をしてくれたのが加藤敬一校長だった.振り返ればこの緊急事態において,避難所となり,自衛隊が駐屯し,5月12日の学校再開後も様々な公共サービスの拠点となり,更にいろんなボランティア団体からの問合せもあり.そんな多忙な中で,校長は良くぼくたちの話に耳を傾けてくれたものだと思う.
今日は 10.15志津川小大運動会 の打合せ
校長は以前から「運動会を是非やりたい.それも一日プログラムで仮設住宅の方達も招待してみんなの交流の場にしたい」というお話をされていた.今日はその具体的な打合せだ.ぼくたちは学校の子ども達と仮設に住まわれている人たち両方と交流を続けてきた.だから運動会サポートには,ぼくたちができる(やらなければいけない)役割があると思う.
山内教頭,体育部の先生方も参加いただき,開催への問題点,プレサポが受け持つ範囲,当日までの行動予定などを話し合う.運動会の主催者は当然ながら学校なので,ぼくたちはあくまでサポーター.プレイグラウンド・サポーターズって名前はこのためにあったのかもしれないなぁと気づく. 打合せ後,「そういえば校長,ぼくたちこれまで一度も記念写真撮ってないですね.一枚お願いします」と言って並んでもらった. 21日夕方の志津川の様子.防災庁舎の足元まで水浸し.そう,台風15号が襲来した日だ.
何という日を選んでしまったのか……東北道は通行止め,国道4号の大渋滞を南下したが途中でストップ.東京に戻れたのは翌朝10時過ぎだった.
ところで,ぼくたちを志津川小に導いてくれたPTA会長の佐藤信一さんが写真集を出版された.こんなに愛情込めた記録写真は佐藤さん以外に撮れないだろう.運動会で再会できるのが楽しみです.
(石原健也)
初めて志津川小を訪れてから5ヶ月が経つ.その間,つねに話し合いの時間を割いてくれて,ぼくたちの意向と学校ニーズの調整をしてくれたのが加藤敬一校長だった.振り返ればこの緊急事態において,避難所となり,自衛隊が駐屯し,5月12日の学校再開後も様々な公共サービスの拠点となり,更にいろんなボランティア団体からの問合せもあり.そんな多忙な中で,校長は良くぼくたちの話に耳を傾けてくれたものだと思う.
今日は 10.15志津川小大運動会 の打合せ
校長は以前から「運動会を是非やりたい.それも一日プログラムで仮設住宅の方達も招待してみんなの交流の場にしたい」というお話をされていた.今日はその具体的な打合せだ.ぼくたちは学校の子ども達と仮設に住まわれている人たち両方と交流を続けてきた.だから運動会サポートには,ぼくたちができる(やらなければいけない)役割があると思う.
何という日を選んでしまったのか……東北道は通行止め,国道4号の大渋滞を南下したが途中でストップ.東京に戻れたのは翌朝10時過ぎだった.
ところで,ぼくたちを志津川小に導いてくれたPTA会長の佐藤信一さんが写真集を出版された.こんなに愛情込めた記録写真は佐藤さん以外に撮れないだろう.運動会で再会できるのが楽しみです.
(石原健也)
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by ishihara_lab
| 2011-10-01 13:03
| プレイグラウンドサポーターズ
私たちプレイグラウンド・サポーターズ(プレサポ)の一連の活動が「赤い羽根ボランティアサポート(ボラサポ)」から助成されることになりました.これで活動の継続に目処がつき,とても嬉しいです.赤い羽根関係者のみなさま,そして赤い羽根に募金をされたみなさま,ありがとうございます! これからも頑張ります!
振り返ってみると,「子ども達の遊び環境・空間を守る」「子ども達を包み込む優しいコミュニティの形成を支援する」という目的(やりたいこと)は明快でも,「具体的にどうやって?」「いつどこでなをやるの?」という手段(やること)については試行錯誤の連続でここまできた.ぼくらのプロジェクトの進め方は往復書簡のように,相手とのやりとりのなかで進んできたし,アイデアも固まってきた.だから活動計画は曖昧で,思いは伝わってもなかなかその有効性は伝わりにくい.
「赤い羽根ボランティアサポート」が画期的なのは「これからやること(計画)」だけでなく「やってきたこと(実績)」を審査対象にして,遡って助成をしてくれること.審査も丁寧だし,基本的にボランティア活動すべてを応援するというスタンスが貫かれている.多くのボランティアの方々にお勧めです. (石原健也)
振り返ってみると,「子ども達の遊び環境・空間を守る」「子ども達を包み込む優しいコミュニティの形成を支援する」という目的(やりたいこと)は明快でも,「具体的にどうやって?」「いつどこでなをやるの?」という手段(やること)については試行錯誤の連続でここまできた.ぼくらのプロジェクトの進め方は往復書簡のように,相手とのやりとりのなかで進んできたし,アイデアも固まってきた.だから活動計画は曖昧で,思いは伝わってもなかなかその有効性は伝わりにくい.
「赤い羽根ボランティアサポート」が画期的なのは「これからやること(計画)」だけでなく「やってきたこと(実績)」を審査対象にして,遡って助成をしてくれること.審査も丁寧だし,基本的にボランティア活動すべてを応援するというスタンスが貫かれている.多くのボランティアの方々にお勧めです. (石原健也)
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by ishihara_lab
| 2011-09-09 16:54
| プレイグラウンドサポーターズ
9/8 こどもカフェプロジェクト
実は台風12号の影響を心配して,石原が31日に一時撤退を指示し,運営メンバーが帰ってきていた.その間,ゼミで運営状況の発表と反省会を行い,みんなで議論.
「利用者が固定化してきていないか?」「子ども達がカフェ運営に飽きてきているのではないか?」「あまりにも仮設住民全体の情報が不足しているのではないか?(マーケティングの最低条件が分かっていない)」「そもそもぼくらはどんな理想形をイメージしているのか?(仮設の人全員がくまなく一度に利用する風景は本当にのぞましいのか?)」「コミュニティって何よ?」などなど議論は深化していく.このインターバルは学生達に考えるための良い機会を与えてくれた.
とはいえ考えてばかりでは何も進まない.というわけで1週間ぶりに一日だけ再開した. 「木の床は長く座ると脚が痛くなる」とのお母さん方の声を受けて,座布団を用意したカフェver.2.2
今日の目玉は石原事務所のある神田の名物(石原の好物)「達磨」のたいやきです.限定40個発売(1ヶ5プーレ…
高いの?安いの? プーレと円の交換レートがないので不明) 男の子が炭火での暖め直しを買って出てくれた.彼はプーレを使い切ってしまい,稼ぐ必要があるのだ. カフェは大繁盛.石原はトミ子さん達と談笑.「台風もこわいもんだなぁ.山津波(こちらでは土砂崩れをこう呼ぶらしいです)は津波より突然で怖いかもしれん.こっちはあんまり強い台風は来んのよ.」などなど,いっぱい話した. 運営チームは反省会を活かし,住民情報の収集.あの人は○○さんで,○ー○に住んでて……どの人が一番情報をもっているのかも大切な情報だ.
気づくとサクラが奥で聞き耳立てている(耳は垂れ下がっているが…).実はこいつが一番,仮設住宅のことを知っているのかも… 子ども達からも聞く.ココアちゃんは女子のリーダー格. 夕方6時,撤収作業を手伝ってくれた子ども達が走り出したぼくらのワゴンを追いかけてくる.「近寄ると危ないぞ!」っと言っても仮設の端まで一緒に走ってついてくる.
ボランティアとしては良いことではないかもしれないが,ぼくは(そして恐らくプレサポメンバーのみんなが),この子達から離れられそうにない.
(石原健也)
実は台風12号の影響を心配して,石原が31日に一時撤退を指示し,運営メンバーが帰ってきていた.その間,ゼミで運営状況の発表と反省会を行い,みんなで議論.
「利用者が固定化してきていないか?」「子ども達がカフェ運営に飽きてきているのではないか?」「あまりにも仮設住民全体の情報が不足しているのではないか?(マーケティングの最低条件が分かっていない)」「そもそもぼくらはどんな理想形をイメージしているのか?(仮設の人全員がくまなく一度に利用する風景は本当にのぞましいのか?)」「コミュニティって何よ?」などなど議論は深化していく.このインターバルは学生達に考えるための良い機会を与えてくれた.
とはいえ考えてばかりでは何も進まない.というわけで1週間ぶりに一日だけ再開した.
今日の目玉は石原事務所のある神田の名物(石原の好物)「達磨」のたいやきです.限定40個発売(1ヶ5プーレ…
高いの?安いの? プーレと円の交換レートがないので不明)
気づくとサクラが奥で聞き耳立てている(耳は垂れ下がっているが…).実はこいつが一番,仮設住宅のことを知っているのかも…
ボランティアとしては良いことではないかもしれないが,ぼくは(そして恐らくプレサポメンバーのみんなが),この子達から離れられそうにない.
(石原健也)
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by ishihara_lab
| 2011-09-09 15:58
| プレイグラウンドサポーターズ
9/8 2学期が始まった「あさひ幼稚園」を訪れた.
もくもくハウスさんが製作してくれた地元杉集成材によるこどもイスが納品されていて,子ども達が遊んでいる.
これ↓5才児クラスでの様子.ステージにしてその上で遊ぶ
これ↓は3才児.写真が上手く撮れていないが箱イスで小さなスペースをつくって何やらおままごとをしているようだ.先生の話では「ぬいぐるみ載せて汽車ごっことか,いくつかの島にして飛び移ったり,3〜4コつかって自分の場所つくったり…etc.色々な場面で活躍するのでほんとにびっくりしている」とのこと.
このイスを千葉工業大学石原研究室で意匠登録してどこかと製品化できないかなぁとの思いがよぎる.研究費の足しになれば…などと皮算用してしまうわたくし…
帰宅前のクラスミーティングの様子.プレイパッチ(布製マット)も相変わらず活躍してくれている. 走り始めた園バス.なかなか良いです. (石原健也)
もくもくハウスさんが製作してくれた地元杉集成材によるこどもイスが納品されていて,子ども達が遊んでいる.
これ↓5才児クラスでの様子.ステージにしてその上で遊ぶ
帰宅前のクラスミーティングの様子.プレイパッチ(布製マット)も相変わらず活躍してくれている.
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by ishihara_lab
| 2011-09-09 14:53
| プレイグラウンドサポーターズ
9月26日,10月3日,(月)10:30〜12:00 津田沼キャンパス新2号棟17階大ゼミ室にて
後藤伸一先生の特別講義を行います.
今年先生が上梓された『都市へのテクスト/ディスクールの地図』について著者ご自身による解説という価値ある講義です.本書は理想都市の系譜から現実の都市,未来の都市に関する非常に広範な知的猟歩のうえで書かれていますので,2回で全てをお話いただくのは不可能ですが,何とかその入門編として,「都市=人の住まう空間」についてお話いただけることになりました.M1正規受講生は必ず本書を読み込んだ上で参加してください.
尚,学部生及びM2生の受講も可としますが,席に限りがありますので,参加者は石原研究室にて事前登録をしてください.
(石原健也)
後藤伸一先生の特別講義を行います.
今年先生が上梓された『都市へのテクスト/ディスクールの地図』について著者ご自身による解説という価値ある講義です.本書は理想都市の系譜から現実の都市,未来の都市に関する非常に広範な知的猟歩のうえで書かれていますので,2回で全てをお話いただくのは不可能ですが,何とかその入門編として,「都市=人の住まう空間」についてお話いただけることになりました.M1正規受講生は必ず本書を読み込んだ上で参加してください.
尚,学部生及びM2生の受講も可としますが,席に限りがありますので,参加者は石原研究室にて事前登録をしてください.
(石原健也)
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by ishihara_lab
| 2011-09-04 17:18
| 建築プログラム特論