4月22日 仙台国際センターでの石原スピーチの抜粋です。私たちの活動を支えていただいた皆様に感謝いたします。


プレイグラウンド・サポーターズ代表の石原健也です。こんにちは。
今日はぼくたちプレイグラウンド・サポーターズの一年間に渡る東北支援活動についてお話させていただきます。

この一年を振り返って、ぼくたちが常に悩み・考え・実践してきたこと。それを「デザインの贈与あるいは贈与のデザイン」という風に言いたいと思います。資金力も組織力もないぼくたちが、現地で出会った方々にむけてできたことは、デザインというスキルを使った、心を込めた贈り物であったと思うからです。
……中略……

さて、最初に申し上げた「贈り物としてのデザイン」について、ぼくはこう考えます。
支援活動というのは、支援する人/される人という関係をつくります。そこに摩擦が生まれる事も少なくありません。良いものを苦労して届けたのだから感謝されて当然という気持ちが支援側に芽生えます。
しかし、贈り物は本来、ものの方だけで決めません。誰に送りたいのか、その人はこれを気に入ってくれるだろうか、その人に似合うだろうかと、一生懸命考えると思うんです。それでもうまく届かない事だって多々ある。効率とか費用対効果では測れないものです。

ぼくたちの志津川の活動は赤い羽根募金で支えられてきました。500万円弱のご支援におそらくは千人以上の方の気持ちが込められている。その気持ちを、形にして届けるために、途方もない労力をかけて、現場に身を置いて考えてきました。
この場にいらっしゃる皆さんの多くが、そのように活動されてきたと思います。ぼくの尊敬する天野さんの冒険遊び場の活動も、あり余る愛で支えられている。
現在、制度に依って上から降ってくる補助金を如何に効率よく集めるかに復興計画の主眼があるように思います。そこを批判するのも大切ですが、今、皆さんの目の前にいらっしゃる被災された方々、とりわけ子ども達に、もう一度、私は何ができるのかを問い、あり余る情熱で関わり、効率の網の目に穴をあけていくことの方が、もっと重要なのではないでしょうか。皆さんの開ける多くの穴が連携していく事で、今は想像もできない未来が来るかもしれません。

贈与にもデザインマインドは必要です。贈与のデザインは、寄り添うデザインです。
贈り物はいつか帰ってきます。その循環が、デザインの贈与を、寄り添う社会を、加速します。そんな東北の未来に、期待したいと思います。
ご清聴ありがとうございました。



プレイグラウンド・サポーターズ代表の石原健也です。こんにちは。
今日はぼくたちプレイグラウンド・サポーターズの一年間に渡る東北支援活動についてお話させていただきます。

……中略……

支援活動というのは、支援する人/される人という関係をつくります。そこに摩擦が生まれる事も少なくありません。良いものを苦労して届けたのだから感謝されて当然という気持ちが支援側に芽生えます。


この場にいらっしゃる皆さんの多くが、そのように活動されてきたと思います。ぼくの尊敬する天野さんの冒険遊び場の活動も、あり余る愛で支えられている。
現在、制度に依って上から降ってくる補助金を如何に効率よく集めるかに復興計画の主眼があるように思います。そこを批判するのも大切ですが、今、皆さんの目の前にいらっしゃる被災された方々、とりわけ子ども達に、もう一度、私は何ができるのかを問い、あり余る情熱で関わり、効率の網の目に穴をあけていくことの方が、もっと重要なのではないでしょうか。皆さんの開ける多くの穴が連携していく事で、今は想像もできない未来が来るかもしれません。

贈り物はいつか帰ってきます。その循環が、デザインの贈与を、寄り添う社会を、加速します。そんな東北の未来に、期待したいと思います。
ご清聴ありがとうございました。
今年度のプレサポは複数のプロジェクトを並行して走らせる予定です.
そのひとつが「閖上わかば幼稚園再建プロジェクト」
閖上地区は津波で全壊の被害を受けました.わかば幼稚園も園舎全壊.園児4名と教諭1名の尊い命が失われました.仮園舎の場所すら確保するのが難しく,学園の菊池園長は自らも被災しながら,園児ひとりひとりに対して丁寧に預かってもらえる場所を探し,面倒を見てこられました.1年を経て,やはり閖上唯一の幼稚園として再開を目指すべきという学園の総意で,再建プロジェクトが動き始めています.閖上地区は現在,このような状況です.
プレサポはこの3ヶ月間,わかば学園さんに対して設計の立場で検討支援を続けてきました.
ぼくたちは様々な支援の可能性を探りながら走り続け,わかば幼稚園の再建を目指します.
ここに計画案を公開します.
保育空間をひとつの大屋根で覆い,その外周に回廊が巡ります.

夜には閖上コミュニティの方々の集まりの場となり,建物が行灯のように光ります.

閖上復興のシンボルとして,多くの方に愛着をもってもらえる形を探っています.

内部はワンルーム空間.中央の櫓が集まりの場をシンボリックに強調し,透過性の屋根膜から柔らかい光が注ぎます.

回廊は柔らかいラーメン構造とするために方杖が偏心しながら重なり,トンネル状の空間をつくります.

上棟式イメージ.中央の櫓と周囲の回廊は独立しています.それゆえ,上棟式は境内でのお祭りのような場所をかたちづくります.閖上コミュニティの方々が集い,再建を目指して気持ちを高める場所にしたいという想いが込められています.

上棟後,テント屋根が一気に骨組みを覆い,空間が現れます.出来事としての建築 EVENT ARCHITECTURE です.
新しい建築が建つ事.それは共同体にとって祝い事・祭り事であったと思います.それは物質・空間である前に,出来事として現れます.
そこには,人々の気持ちが集まる力があります.プレサポは「復興に向かう人々を応援する建築」をめざします.
ご支援のほど,よろしくお願い申し上げます.
(石原健也)
そのひとつが「閖上わかば幼稚園再建プロジェクト」
閖上地区は津波で全壊の被害を受けました.わかば幼稚園も園舎全壊.園児4名と教諭1名の尊い命が失われました.仮園舎の場所すら確保するのが難しく,学園の菊池園長は自らも被災しながら,園児ひとりひとりに対して丁寧に預かってもらえる場所を探し,面倒を見てこられました.1年を経て,やはり閖上唯一の幼稚園として再開を目指すべきという学園の総意で,再建プロジェクトが動き始めています.閖上地区は現在,このような状況です.

プレサポはこの3ヶ月間,わかば学園さんに対して設計の立場で検討支援を続けてきました.
ぼくたちは様々な支援の可能性を探りながら走り続け,わかば幼稚園の再建を目指します.
ここに計画案を公開します.







新しい建築が建つ事.それは共同体にとって祝い事・祭り事であったと思います.それは物質・空間である前に,出来事として現れます.
そこには,人々の気持ちが集まる力があります.プレサポは「復興に向かう人々を応援する建築」をめざします.
ご支援のほど,よろしくお願い申し上げます.
(石原健也)
2012 4/21 こども環境学会大会 at 仙台
昨年度の「こども環境学会賞デザイン賞」を「志津川小アクションリサーチプロジェクト」でプレサポが受賞し,総会の授賞式に臨みました.一緒に活動し今年度に残っているメンバー全員が壇上で小沢会長・仙田代表理事とともに記念写真.
賞を狙って活動してきた訳ではないですが,やってきたことが学術的にも評価されるのは嬉しいことです.これを励みに,継続していきたいと思っています.

(石原健也)
昨年度の「こども環境学会賞デザイン賞」を「志津川小アクションリサーチプロジェクト」でプレサポが受賞し,総会の授賞式に臨みました.一緒に活動し今年度に残っているメンバー全員が壇上で小沢会長・仙田代表理事とともに記念写真.
賞を狙って活動してきた訳ではないですが,やってきたことが学術的にも評価されるのは嬉しいことです.これを励みに,継続していきたいと思っています.

(石原健也)
2012 4/20
新年度.半分が入れ替わった新メンバーで志津川に向かう.
久し振りの出発前集合写真.at 6:30 神田
プレサポメンバー初の女性ドライバー,山崎早也佳さん.男勝りの運転.かっこいい.
初めて来ました復興商店街「南三陸さんさん商店街」
お店を構えられた佐藤信一さんを訪問.昨年,志津川小でお世話になったPTA会長.写真集で有名になり,ものすごい賞も受賞された.今後もよろしくお願いしますとご挨拶.
お昼ご飯は「志のや」さんのキラキラ丼.上手い! サービスでいただいたメカブも絶品.
子ども達と久し振りの再会.
ビニールパオは春用に風通し良い出入口に変更.ちょっと見ないうちに皆大きくなったように感じる.
「こんど何時来る?」とカナちゃんに聞かれ,「う〜ん,まだ分からない」と答えてしまった.G.W.明けから,どう動いていくかを計画する必要がある.
志津川小の加藤校長を訪問.山内副校長は校長に昇進され塩竈に移られた.今年度から1階に戸倉小学校が入って,校舎は使い切っている.難しい事も多いだろうが,「こどもが多いのはいい事.あまり無理に一体の行事をするのは控えたい.戸倉の独自性を重んじたい」というお言葉に,いつも前向きで配慮を欠かさない加藤校長の人柄を再確認した.
(石原健也)
新年度.半分が入れ替わった新メンバーで志津川に向かう.
久し振りの出発前集合写真.at 6:30 神田







志津川小の加藤校長を訪問.山内副校長は校長に昇進され塩竈に移られた.今年度から1階に戸倉小学校が入って,校舎は使い切っている.難しい事も多いだろうが,「こどもが多いのはいい事.あまり無理に一体の行事をするのは控えたい.戸倉の独自性を重んじたい」というお言葉に,いつも前向きで配慮を欠かさない加藤校長の人柄を再確認した.
(石原健也)
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1週間前に完成させたビニールパオ.風雪に耐えているかの確認と足下回りの水処理のために再度訪問.

雪に埋まってカマクラ状態のビニールパオ.
昼間には雪は融けてしまう.その排水処理としてミズミチをつける.
トミ子さんと亜美ちゃん.日差しのある日はとても暖かくて,ここでお母さん達昼寝してしまうとのこと.
お昼は住民の方々からの差し入れで子ども達と一緒に.

なんとイクラ丼.豪勢すぎ!
中でお湯を沸かしたりするとたちまちに結露する.大変な作業だったけど,木からビニール面を浮かせて大正解.
透明感のある内部.
これで春を待つ.
志津川の復興にはまだまだ時間が必要だ.
(石原健也)
1週間前に完成させたビニールパオ.風雪に耐えているかの確認と足下回りの水処理のために再度訪問.









(石原健也)
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